昨季本塁打王の楽天浅村栄斗内野手(33)に、59打席目で待望の今季1号が飛び出した。

5点を追う1回2死走者なし、カウント2-1からロッテ佐々木朗希投手(22)の真ん中高め156キロ直球に反応。「自分のポイントで、自分の間合いで久しぶりにいい感触で打てたので、よかったと思います」と左翼席へ豪快なソロを運んだ。

ただ、チャンスで打てなかったことを悔やんだ。3回2死一、二塁で遊ゴロ、6回1死一塁は見逃し三振、9回無死一、二塁は右飛に倒れた。「1打席目にいい結果を出したんで、その後もチャンスで回ってきてましたし、もう1本打ちたかったっていうのは、やっぱりありますね」と話した。

佐々木に対しては通算20打数7安打、打率3割5分、2本塁打、3打点と好相性だが「そう簡単に打てるピッチャーではない。やっぱり攻略するのは難しいピッチャーだなと改めて思いました」と振り返った。

昨季もスロースタートで、初アーチは50打席目だったが、最終的に26本塁打で本塁打王に輝いた。打率1割7分3厘、1本塁打、4打点と、まだまだ本調子ではないが、佐々木からの1発をきっかけに上昇気流に乗る。

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