球界最年長44歳のヤクルト石川雅規投手が15日、神宮外苑で行われた投手練習に参加し、先発予定の16日中日戦(バンテリンドーム)に向けて調整した。

首位相手との一戦。「もうしっかりと、どこに投げようが、チームに勝利を持ってこれるゲームメークをしたいですよね。それで一番は言ってもやっぱり自分にも勝ちつきたいんで、そうなるにはしっかりと相手よりも1点少なくしたいですね」と意気込みを口にした。勝利すれば、23年連続勝利となり、目標とする山本昌、工藤公康、三浦大輔の最長記録に並び、入団1年目からでは史上初めてとなる。「正直、目の前の勝利が欲しいだけなんで、そういうのは、あんまり考えたことはないですけど。目の前のね、勝利を積み重ねた結果が今があるので」と着実にアウトを積み重ねていく。

ようやく24年の“開幕”を迎える。当初は4日広島戦(マツダ)で今季初登板を迎える予定だったが、3日の同戦が雨天のため中止。同日に先発予定だった高橋奎二投手(26)が4日にスライドし、石川の登板が流れていた。さらには調整登板の予定だった9日イースタン・リーグの楽天戦(戸田)も雨天中止。10日同戦にスライド登板していた。16日はドーム球場ということもあり、無事に1試合目を迎えられることになりそうだ。「自分でね、どうしようもできないことを嘆いてもしょうがないので、投げる日っていうのにしっかり合わせるだけなんで。 そのコンディショニングをですね、しっかりと整えるのが一番のいい準備かなと思います。あとは、もうグラウンド出たら思い切ってやるしかないです。結果恐れてもしょうがないんで」とマウンドに立つ。

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