感染症特例による登録抹消者が続く楽天で16日、新たに症状を訴える人が出た。

選手ではなく、スタッフ。オリックス戦(楽天モバイルパーク)前の練習中、今江敏晃監督(40)が「スタッフが1人。ブルペンのところが、どうしても密集して。何かあったらブルペンのところ。密集するから仕方ないけど、その辺も考えないとダメですね」と話した。

12日にニック・ターリー投手(34)、13日に荘司康誠投手(23)、そして14日に則本昂大投手(33)と、感染症特例による登録抹消が続いた。先発要員の荘司は診断の結果、感染症ではないことが判明し、通常の登録抹消に変更された。だが、リリーフのターリー、則本は感染症特例のまま。それだけに、今江監督はブルペンでの感染拡大を危惧した。

則本の症状については「少しずつ良くなっていると聞いている」。感染症特例のため、通常の抹消と異なり、回復すれば10日を待たずに再登録できる。その可能性を問われると「多分、いけるんじゃないか」としつつも、「ピッチャーはコンディションを重視する。トレーナーやピッチングコーチとしっかり話しながらになっていくと思う」と慎重な姿勢も見せた。

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