ロッテは今季ワーストの10失点で5連敗となった。継投に失敗し、吉井監督は「今日の敗戦はこちらの責任です」と振り返った。

プロ初先発となった2年目左腕高野脩が、3回に乱れた。この回、2つの四球などで2点を奪われ降板。「四球が絡むと失点につながるのでゾーンで勝負できなかったのが反省点です」と悔やんだ。

4回から登板した右腕二保も、相手の勢いを止められなかった。味方失策をきっかけに打者一巡で4点を奪われると、5回も3本の長打を浴び、さらに4失点。雨脚が強まる中、悔しさをにじませながら5回途中でマウンドを降りた。吉井監督は「向こうは左に苦労していたので右に代えたら逆に打ちやすくなるのかなと、代える直前に気づいたんですけど、失敗したなと。選手たちはよくやってくれた。(二保には)恥かかせたので申し訳ないことをした」と謝罪した。

打線は直近5試合で6得点と苦しんでいるが、指揮官は「彼らが何をするかも明確にして試合に出てもらっている。若いチームなので、その中でできないことはある。そこができるようになってくれたら、打線もつながってくる」と期待する。雨の中、悔しい敗戦。それでも「ここでやり方を変えると彼らも混乱すると思う。連敗前はうまくいっていたので継続して今まで通りやっていきたい」とブレずに戦っていく。

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