ソフトバンクが、勝率5割復帰をまた、逃した。借金「1」で迎える一戦は、開幕2戦目を除き3連敗。楽天と勝率で並び、4位タイに後退した。17日に負ければ5位転落となる。
エースの完全復活なしに、上位進出はない。先発の有原航平投手(32)が6回5失点の乱調。1回、辰己に先制2ランを浴びて5月は登板全3試合で初回失点となった。「初回から失点してしまい、いいリズムで投げることができなかった」。0-3の6回は堀内にプロ1号2ランを浴びた。1試合2被弾は今季初。みずほペイペイドームでは0勝3敗、防御率8・10の惨事だ。昨季は本拠地で8勝2敗、防御率1・71だった右腕の歯車が狂っている。
8週連続で「金曜日の男」を託した小久保裕紀監督(53)も苦言を呈した。「彼が本来の姿にならない限り(首位の)日本ハムを追いかけるのは難しい」。この日は打線が何度も好機を逃したが「それより」と切り返し「(野手で)若い選手がやっているなか、中心のピッチャーがゲームを作っていく。そこでしょう」と注文をつけた。指揮官は順位表こそ意識しないが、首位日本ハムの独走は許したくないのが本音。あえて大黒柱に厳しい言葉をかけた。
有原は「こういうことがないようにできることをやるだけ」と前を向いた。借金は再び2。対楽天は1勝6敗でカード別最悪の勝率1割4分3厘となった。交流戦前は残り5試合ある同カード。早めに苦手意識を払拭したい。【只松憲】



