巨人阿部監督が“恐怖の秋”を予告した。
29日から東京・稲城市のジャイアンツタウンと川崎市のジャイアンツ球場の2拠点で秋季練習を開始する。
「来春のキャンプの模擬試験みたいなのをやってみようかなと。やることが多いから来年は(練習時間が)長くて大変だよ」と不敵に笑った。
課題を露呈した投手陣の底上げが必須となる。チームとして1完投しかなかった現実を直視し「新しい試みとして、めちゃくちゃ走らせた後にブルペンに入らせるとか。試合はしんどい中で投げなきゃいけないんだから」。投球数のノルマも課す予定で到達しなかった場合は2軍降格も辞さない。
12球団ワーストの78失策も重く受け止めた。例年は個別で特守のメニューを組み込んできたが「全体練習の中に守備の時間を1時間作るとか。個人ではやらせずにメニューに入れて、しっかりとやらせる」とチーム全体での守備特訓を導入する。
ベテラン勢にも特別扱いはない。秋季練習は免除となるが、来春のキャンプは独自調整が許される「S班」を廃止。「同じメニューがやれるなら1軍スタートだけど、自分のペースでやりたいなら2軍で」と通達し、さらに、1軍昇格のためには2軍戦で結果を残すことが条件になる。
恐怖の秋の次は“競争の春”が待ち受ける。過酷な鍛錬を積み重ねた先にしか栄冠はない。【為田聡史】



