日本ハム栗山英樹CBO(64)が2日、メジャーリーグのワールドシリーズでMVPに輝いたドジャース山本由伸投手(27)について語った。

秋季キャンプが行われているエスコンフィールドで取材対応。日本ハム監督時代から指導する大谷翔平投手(31)や前回WBCでともに戦った佐々木朗希投手(23)がいるドジャースとブルージェイズの頂上決戦をテレビ観戦していた栗山CBOは「やっぱり身内感覚で見てるので、思わず拍手しちゃいました」と振り返った。

ワールドシリーズ第6戦の先発登板から連投で第7戦の“胴上げ投手”となった山本については「やっぱ(山本)由伸とかWBCの時もそうだけど、あれだけ実績があっても、いつも投げる場所とか使い方とかには『どこでも行きます』って(気持ちを)ずっと持っていた。個人的には、その(前回WBCの)準決勝の時にね、(佐々木)朗希が先に(先発で)行って、由伸が後ろから(2番手で)俺は行ってるんだけど。プライドとかそういうことよりも、チームが勝つために(監督が)どういう風に考えたのかっていうのはちゃんと理解しながら、もうそれが一番勝ちやすいですよねっていう雰囲気で、やっぱりいつも、ものを考えてくれる」と改めて感心した。

その上で、9回1死満塁の大ピンチも冷静に断った快投に「由伸の場合は(オリックス時代に)リリーフをやったから連投はあったと思うけど、(メジャーでは)ほとんどそういうものがない中で、自分の体がどういう状況か分からない中で出ていって、あの状況で、どこに間違っちゃいけないのかっていうのはわかってる。やっぱ、あそこは(フライを)上げられるのが嫌なケースなんで。ゴロであれば可能性があるっていう、もしくは三振っていうところの中で、ああいう間違いのない投球ができるっていうのは、ほんとに由伸らしいなっていう。こういうところに、みんなが信頼感とか、エースっていう風に呼ぶ要因がある」と絶賛した。

この日は大谷が先発も3回途中3失点で降板したが、連投した山本らチームメートのカバーもあって勝ちきった。「あそこ(連投)の根本っていうのは、日本野球らしいというか。人のために尽くすとか、チームを勝たせることが一番なんだ、とか。そういうものがすごく出た試合だったんで、それはすごく良かった。個人的には由伸のすごさを知ってるつもりなんで『やっぱ由伸だなぁ』みたいな言葉は出ました」と笑顔だった。

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