<広島1-0ヤクルト>◇30日◇マツダ

 ヤクルトは苦手マエケンを攻略できず、完封負けを喫した。前田健から2、4、8回と3度得点圏に走者を進めながら、あと1本が出ない。9回は遊撃梵の連続ファインプレーに阻まれ、2死一塁から代打・川端慎吾内野手(22)が放った痛烈な打球も右翼広瀬にダイビングキャッチされ、ゲームセット。小川淳司監督代行(53)は「最後は惜しかったけど、流れからして負けだった。完封されたので、マエケンが良かったとしか言いようがない」と脱帽した。この日は3位阪神も敗れたため、逆転クライマックスシリーズ進出の可能性は残されたが、10月1日に阪神が広島に勝つと、ヤクルトは「終戦」を迎えることになる。

 [2010年9月30日23時43分]ソーシャルブックマーク