昨オフのポスティングシステム(入札制度)による米大リーグ移籍が不調に終わった楽天の岩隈久志投手(30)は2日、代理人を団野村氏(54)からポール・コブ氏に変更したことを明らかにした。同投手は球団を通じて「去年、アスレチックスとの交渉が終わってから代理人について考えた。今季に集中するため、こういう交渉ごとは任せられる人に任せてしまおうと思った」とコメントを発表した。

 岩隈は昨年、入札制度で大リーグ入りを目指したが、交渉権を得たアスレチックスと年俸額などをめぐって決裂した。順調ならば、今季中に海外移籍も可能なフリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たす。

 コブ氏は阪神のメッセンジャー、楽天のラズナー両投手らの代理人を務めており、日本選手は初めて。