巨人は23日、「選手との契約書等の文書管理に関する調査委員会」を設置したと発表した。3月15日の朝日新聞朝刊が報じた複数選手の契約金に関する記事における「朝日新聞が入手した内部資料」との表記を問題視。球団の調査でも高度なプライバシー情報が資料流出した疑いがあると判断したため、調査を徹底し解明を図ることにした。以下は巨人が報道各社にファックスで送付した文書の全文。----

 

 

 

 

 

 選手との契約書等の文書管理に関する調査委員会設置について

 朝日新聞は2012年3月15日付朝刊「巨人、6選手に契約金36億円」の記事中、「複数の関係者証言と朝日新聞が入手した内部資料から明らかになった」と記載しています。

 朝日新聞のいう「内部資料」は、真贋は別にして、当球団と選手との間の契約に関するものであり、高度のプライバシー情報です。こうした情報の外部流出は、当球団と選手との間の信頼関係を崩すものであり、将来の交渉にとっても重大な影響が予想されるところです。

 つきましては、本日付で調査委員会(座長・高野利雄弁護士)を設置し、今回の内部資料流出疑惑について徹底解明を図ることにしました。

 調査委員会への委託内容は、当球団における契約書など重要書類の保管・管理状況の検証ならび今後の改善策等についてです。

 調査過程において法的措置を講じるべき問題が明らかになった場合は、別途、適宜適切に対処します。

 このことが、当球団と選手との信頼関係を回復し、維持することにつながると考えています。以上