予習バッチリでテストに臨む。メッツなどで活躍したメジャー通算1532安打のエドガルド・アルフォンゾ内野手(35)が30日、春季キャンプで巨人の入団テストを受けるため来日した。9歳から幼なじみのラミレスから電話で日本情報を仕入れており、準備万端でやってきた。

 通算安打に球宴出場など実績は歴代外国人でもトップ級だが、日本向きの謙虚な男だった。「ずっと日本でやりたかった。チームプレーに徹するのがポリシー。走るのは速くないが、一塁へは全力で早く到達する。メンタルの準備は怠らないよ」。メッツ時代に新庄(元日本ハム)、柏田(元巨人)が同僚で、日本球界の話を聞いているうちにプレーしたい意欲がわいてきたという。ラミレスからは日本の文化から、東京の都市情報まで細かに情報を入手。「優先事項はトライアウトに集中すること」と、候補入りしているWBCベネズエラ代表を辞退して来日した。

 昨年はベネズエラウインターリーグ60試合で打率3割2分2厘、8本塁打、42打点をマーク。現在巨人の二塁はレギュラーが確定しておらず、自慢のバッティングをアピールできれば合格のチャンスは十分にある。

 [2009年1月31日8時42分

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