「男・村田」はサムライジャパンでも「4番三塁」を奪う。宜野湾キャンプ第2クール3日目の8日、村田修一内野手(28)が3月のWBCでも4番三塁の定位置を狙うことを宣言。日本代表の篠塚打撃コーチと高代内野守備走塁コーチが視察に訪れる中、フリー打撃や特守に汗を流し、準備に抜かりはなかった。

 2年連続本塁打王の打撃はだれもが認める。だが守備に不安の声に「下手だとは思ってない。普通にやれる」と語気を強めた。日本代表での4番三塁には「理想はそうですね。(守備でリズムをつくることも)シーズン中はしてますから。どうしても守らせない、というなら別ですけど」と、ホットコーナーへのこだわりをにじませた。

 打撃では国際試合の、外に広いストライクゾーンにも自信を持つ。「(目付けは)変えない。外は好きなんで広がる分、投手も投げてくる。そこを狙って打ちたい」と大好物に網を仕掛ける。昨年の北京五輪では、つなぎを意識しすぎて思うような結果を残せなかった。「持っていける球を持っていけなければ、力がないということ」と言い切った。村田の強気発言が日本の安心感となる。【今井貴久】

 [2009年2月9日9時9分

 紙面から]ソーシャルブックマーク