右ひざリハビリ中のソフトバンク松中信彦外野手(36)が12日、今季使用を検討している2種類のバットを“公開”した。前日までは従来のヘッドをくりぬいたタイプのマスコットバット1本だけを手にしていたが、この日は2本のマスコットバットを持って室内打撃練習場へ。新たに取りだした1本は、ヘッドの先を平たんにカットしたタイプだ。「どちらを使うかは、まだ決めていません」。シーズン中に使用するバットも2種類同タイプを用意。まだ全力スイングができない状態ながら、バットマンとしてのこだわりをのぞかせた。

 もっとも、この日は軽めのメニューで従来の先端をくりぬいたバットしか使わなかった。ティー打撃を約20球。座った状態でのティー打撃も30球ほど行ったが、マシン打撃は行わなかった。先が平らにカットされたものは、おかわり君こと西武中村と同タイプ。昨季終盤も試みてはいるが、本格導入も検討中だ。B組(2軍)の全体練習合流もまだだが、背番号3は確実に開幕出場への準備を進めている。

 [2010年2月13日12時34分

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