去年まで選手会長を務めた赤田将吾外野手(29)のオリックスへの電撃トレードが18日決まり、西武ナインはショックの色を隠せなかった。グラウンドでは赤田の背番号に合わせた9回の胴上げ。人望の厚いリーダーだっただけに涌井が人目もはばからず号泣し、赤田ももらい泣きした。練習後、日南市内の焼き肉店で急きょ選手全員参加の送別会が開かれた。途中出場した斗山との練習試合では右前打を放ち「西武で最後の打席だったので、意地だけで打ちました。気の合ういい仲間と野球をできたこと、08年の日本一になってビールかけの乾杯の音頭が取れたことが思い出」と涙目で振り返った。19日にもオリックスの高知キャンプに合流する。

 [2010年2月19日7時40分

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