新たな巨人の“星”に強力なバックアップがつきそうだ。巨人の育成選手、星野真澄投手(25)に後援会が発足するプランが8日、浮上した。手を挙げたのは宮城・仙台を拠点に医薬品販売などを手掛けるバイタルネット。星野がアマ時代に在籍しており、晴れて支配下登録された場合、支援体制を整える構えだ。同社の関係者は「何かしらのことは考えています。社長も巨人ファンですので」と説明した。宮崎キャンプから評価が上がり続ける星野だが、支配下昇格を待ち望む声が周囲からも日増しに高まってきた。

 連日の活躍は当然のように古巣にも届いている。関係者は「支配下になれば交流戦で仙台に来ることもある。そうなったら応援に行かないと」と、1軍デビューを心待ちにしている。星野も期待に応え紅白戦、オープン戦と好投。ドラフト1位の長野の負けじと、チームに明るい話題を振りまいている。星野本人は「大学や地元でもそういった話が出ており、うれしい限りです。1日でも早く上がれるように頑張ります」と恐縮するが、評価も期待も「山口2世」の呼び名のとおりうなぎ上り。見事に2ケタの背番号を手に入れれば、デビュー戦には大応援団が球場へ詰め掛ける。【小松正明】

 [2010年3月9日8時35分

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