<オープン戦:横浜8-6巨人>◇22日◇横浜

 オープン戦最終戦、横浜尾花高夫監督(52)が開幕に臨む投手の布陣を決めた。「(抑えは)山口がいいのかな。先発の柱と考えていたが、この方がチームにとっていい」。2点リードの9回、マウンドには防御率6・43と不振のブーチェックではなく、昨季18セーブの山口がいた。150キロ台の速球と切れのある変化球で3連続奪三振。完ぺきな投球に、迷いも消えた。終了直後、抑え起用を告げた。

 三浦、清水、ランドルフ、寺原に続く先発には、この日好投した吉見が有力となった。セットアッパーには真田に加え、8回を抑えた牛田が急浮上。開幕4日前、横浜の勝利の方程式がようやく完成した。

 [2010年3月23日8時6分

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