<阪神5-1ヤクルト>◇10日◇甲子園

 ヤクルト由規投手(20)が、またも立ち上がりにつまずいた。6回4安打5失点で今季初黒星。1回先頭のマートンに内野安打で出塁を許すと、1死一、三塁から金本に適時打を浴び先制点を献上。さらに1死満塁とされ、城島にカウント1-2からど真ん中の直球をフルスイングされ、プロでは初めて満塁弾を浴びた。前回3日の横浜戦でも1回に5連打を浴びるなど、3回途中11安打8失点KO。「一番投げちゃいけないところに投げてしまった。初回の入り方を考え直さないといけない」と反省した。

 それでも2回以降は立ち直り、最速154キロの直球を主体に6回まで無安打投球。高田監督も「2回からああいう投球ができるんだから、状態が悪いわけではない。若いんだから、また次ね」と責めはしなかった。

 [2010年4月11日7時58分

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