<西武5-5楽天>◇28日◇西武ドーム

 楽天は3点リードの8回、三塁中村紀洋内野手(37)の失策と5番手小山伸一郎投手(32)の暴投が絡み、追い付かれた。中村紀のトンネルは非常に強いゴロで、小山の暴投は相手4番の中村に対し、カウント2-1から勝負にいった外角シンカー。ともに紙一重だった。ブラウン監督が「白黒つけたかった。勝っていかなくてはならない状況での引き分けは残念だ」と強く悔やんだのは、相手エース涌井攻略に成功したからだった。1回に35球を投じさせ、5回途中までに4得点でKO。主導権を握って逃げ切りにかかっただけに勝ち星に結びつかず惜しかった。CSクリンチナンバーと残り試合は同数の27。デッド・オア・アライブの戦いはまだまだ続く。

 [2010年8月29日9時2分

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