ハンカチ王子は逃したが「逆立ち王子」が現れた。ヤクルトは9日、東京・東新橋のヤクルトホールで入団発表を行い、ドラフト1位の履正社・山田哲人内野手(18)が高い身体能力を見せつけた。話題が特技に及ぶと、ステージ上で両手を地面に突き、逆立ちのまま約5メートルを往復してみせた。これにはファンも拍手喝采。小5のころから学校の廊下で練習していたといい「まさか、やることになるとは…。でも、アピールできました」と謙虚な笑顔を浮かべた。

 高校通算32本塁打の右の長距離砲は、ボウリングの最高スコアは250。小川監督は「素晴らしい能力ですね。落合さんみたいになってほしい」と、プロボウラーを目指したこともある中日落合監督の名前を挙げた。来春キャンプについても「体力的に問題なければ」と1軍スタートの可能性を示唆した。ソフトバンク秋山監督は現役時にバック転で生還したが、山田は逆立ちでホームインする?【由本裕貴】

 [2010年12月10日8時42分

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