ヤクルトドラフト1位の「T-山田」、山田哲人内野手(18=履正社)が「腹筋改造」でプロで戦う体をつくる。新人合同自主トレが10日、埼玉・戸田の2軍グラウンドでスタートした。山田は高校時代、腹筋トレを行わなかったことを明かし「正直サボっていた。これからは仕事になるので」と体幹強化に乗り出す。

 自然に鍛えた筋肉だけで高校通算31本塁打をマークした打撃センスは、筋トレでどこまで伸びるのか。オフには履正社の先輩オリックスT-岡田と対面。「僕の2倍以上あった」と、体の大きさに驚いた。現在73キロの体重は、80キロまで増量を目指す。

 この日は、小川監督が初視察。練習後は今年初の1、2軍スタッフミーティングを行った。山田は2軍スタートになる方針だが「1軍のメニューによっては練習に参加させることがある」(小川監督)と競争させる考え。2月11、12日には1、2軍選手による紅白戦を予定。1軍切符をかけて、先輩に挑むことになる。

 [2011年1月11日9時3分

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