巨人の長野久義外野手(26)が2年目のジンクス打破へ、最高のスタートを切った。6日のバント練習中に左頬に死球を受けた影響で、紅白戦のスタメンを外れていたが、18日から「7番右翼」で先発出場。二塁打を放つなど、復帰初戦から強烈なインパクトを残した。「初めての実戦でしたし、必死に頑張りました。3安打?

 たまたまです」と謙遜したが、ケガの不安を払拭(ふっしょく)する活躍を見せた。

 成長した姿を首脳陣に証明した。グライシンガーからは右翼フェンス直撃の右越打、ブライトからは中堅フェンス直撃の二塁打を放った。ともに中堅から右方向へ。このオフは1・5キロのマスコットバットを振り込むなど長打力アップをテーマに掲げたが、自主トレの成果を示した。3打席目には四球で出塁、選球眼の良さも見せ「しっかり球を見られて良かった」と納得の表情だった。

 [2011年2月19日7時52分

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