広島大島崇行投手(27)が結婚していたことが30日、明らかになった。お相手は元会社員の松若杏里さん(24=福山市在住の会社員・松若浩文さん=50=の次女)。09年10月に知人の紹介で知り合い、今年5月2日に婚姻届を提出していた。挙式は未定。

 プロ10年目のシーズンを終えた大島は「家族ができて自分1人の問題ではない。今まで以上に、しっかりやらないといけない」と自覚を口にした。今年から広島市内で同居。杏里さんは、中継ぎ左腕として地位確立に燃える大島をサポートしてきた。「特に食事の面で感謝しています。料理がうまい」と照れる。大好物はハンバーグ。食生活が不規則だった独身時代とは異なる内助の功も発奮材料になる。

 今季は4月に左足を疲労骨折して長期離脱。1軍戦の登板は7試合にとどまった。「左投手では青木さんがいっぱい投げていた(76試合)。自分がそこにいない悔しさがある。左の強打者は多いですし、そのなかでやりたい」。昨季はチーム最多の53試合に登板し、プロ初セーブも挙げただけに今年の不完全燃焼を悔やむ。先発も救援もこなせる万能型左腕が人生のパートナーを得て、2012年での巻き返しを狙う。

 ◆大島崇行(おおしま・たかゆき)1983年(昭58)12月20日生まれ、山梨県出身。山梨学院大付時代は甲子園出場。01年ドラフト3巡目で広島入団。05年8月24日阪神戦でプロ初勝利。185センチ、83キロ。左投げ左打ち。血液型O。