<阪神4-3ヤクルト>◇19日◇甲子園

 まさかのバントだった。ヤクルトは1点を追う8回無死二塁で、ラスティングス・ミレッジ外野手(27)が自分の判断で送りバントを行った。1死三塁にして同点機を広げたかに見えるが、得点圏打率0割で、自信を喪失している4番畠山和洋内野手(29)に、より重圧をかけた形。小川監督は「4番がこういう状況なのに、あそこで送りバントのサインを出すわけがない。でも、ミレッジはチームのことを思ってプレーしたわけだから、責められない」。