ヤンキース・イチロー外野手(39)が大会長を務める少年野球大会「イチロー杯」が23日、イチローの故郷、愛知・豊山町で開催された。

 中日田島慎二投手(23)が、大会出身のプロ野球選手として閉会式に招待された。憧れのイチローと再会を果たし「緊張して目も合わせられなかった。足が震えました」。小学6年生の時に捕手で出場して優勝し、最優秀選手に選ばれたという。田島は「イチローさんが『大きな夢がかなった』と言ってくれてうれしかった」と感激した様子だった。閉会式ではイチローから「人前で話すことがいかに難しいかということを感じてもらいながら、スピーチをしてもらいたいと思います」とプレッシャーをかけられたが「将来、この中からプロ野球選手が出てほしい」と堂々とあいさつ。憧れの人との再会に大興奮の様子で「ドラゴンズに来てほしいですね」とポツリと口にしていた。