ホーム開幕任せた!!

 WBCに出場した阪神能見篤史投手(33)が22日、チーム本隊に合流した。ブルペン投球などから開幕ローテーション入りにGOサインが出て、ホーム開幕となる4月2日中日戦(京セラドーム大阪)での先発が決定的になった。

 京セラドーム大阪で行われたオリックス戦の試合前練習に参加した。ブルペン投球は和田監督や中西投手コーチが見守った。

 日本の統一球を用い「ちょっと重いです」と苦笑い。WBCではプエルトリコ戦で被弾するなど、本調子ではなかった。それでも中西コーチが「良かった。元気や。(2月中旬から日本代表合宿に)行く前よりも良かった。ボール自体はいい」と胸をなで下ろしたように、状態は良好。変化球を投げたときに多少の狂いがあった程度で、及第点の内容だ。

 シーズンの登板については帰国後の状態が判断材料だった。まずは26日ウエスタン・リーグ広島戦(由宇)で調整登板するとみられ、公式戦に向けた準備を本格化させていく。

 チームの大黒柱として、開幕4戦目から、週明け火曜日の登板が続くとみられる。4月の週明けは昨季苦手にした巨人、中日との戦いが集中する。その初戦に能見をぶつけ、先手必勝をもくろむ。能見が定まり、開幕ローテーションも固まった。29日からの開幕ヤクルト戦はメッセンジャー、岩田、藤浪の順番。4月2日からの中日3連戦は能見、スタンリッジ、榎田に託す。