<オリックス1-7巨人>◇12日◇京セラドーム大阪

 オリックスは、3年ぶりの交流戦優勝が遠のいた。攻守に歯車がかみ合わなかった。象徴的だったのは5回の攻撃。坂口智隆外野手(28)の三塁打で1点差に迫ったが、続く宮崎祐樹外野手(26)がスクイズのサインを見落とした。坂口はタッチアウトで反撃ムードは消えた。終盤にはリリーフ陣の乱調もあった。4月20日以来の貯金生活はならず、再び勝率5割を切った。森脇監督は「スクイズは1番明確なプレー。論ずるに値しない。ゲームが雑だった」と怒りの表情。試合後に、この日1軍に昇格したばかりの宮崎の2軍降格が決定した。