<DeNA2-8巨人>◇24日◇横浜

 DeNA鶴岡一成捕手(36)が6点差を追う8回無死走者なしで、山口から19球粘って三振した。1打席19球はプロ野球3人目のタイ記録。2ボール1ストライクから6球ファウル。1ボールをはさんで8球ファウルし、最後は変化球に空振りした。記録を知らなかった鶴岡は「えっ、タイ記録?

 あと1球で新記録だったら、もう少し粘ればよかった」と悔しそうだった。

 ▼DeNA鶴岡が8回、山口に19球投げさせた(ファウル14球、ボール3球)。公式戦で1打席19球は、最も粘った1リーグ時代の47年松井(太陽)と昨年の明石(ソフトバンク)に並んだ。公式戦以外では62年日本シリーズで投手の久保田(東映)が小山(阪神)相手に19球粘って投ゴロ、93年オープン戦で後藤(巨人)が足利(ダイエー)から20球粘って四球を選んだ例がある。