日米通算182勝を挙げた西武石井一久投手(40)が24日、今季限りでの現役引退を表明した。すでに吉本興業への転職に成功していることを公表。メジャーでも活躍した左腕がお笑いの会社に勤め、野球評論家と“二足のわらじ”で新たなスタートを切る。

 石井の妻でフリーアナウンサーの木佐彩子さん(42)の話

 ずっと前からやめるときのことを話していたから、私には遅かったぐらいです(笑い)。去年10勝したから、まだいけるとも思っていたんですが、「のらりくらり」が美学ですからね。結婚当初「野球は僕の責任。一喜一憂しないで。負けても落ち込まないで」と言われたので、変わらない雰囲気を作るようにしてきました。けれど、ドジャース時代に頭にボールが当たったときは驚きましたけど…。本当は今でも頭にチタンプレートが入っているんですよ。優勝の雰囲気が好きで、ここ2、3年は「若い選手に優勝を味わわせてあげたい」と、一緒にいる時間が増えて、家にも招くほどでした。いつか、監督やGMはやってみたいんだと思います。自分の球団を作るゲームをよくやってますからね。