オリックスの即戦力コンビが紅白戦で競演した。19日、キャンプ5度目の紅白戦を行った。ドラフト1位吉田一将投手(24=JR東日本)が6回に登板。連打と犠飛の1失点で実戦デビューを終えた。最速138キロと本調子ではなく、試合開始から雨が降り続ける最悪のコンディション。「足場は思ったほど悪くなかった。実戦で投げられたことが収穫」。右肩の張りを訴え調整が少し遅れたが、開幕1軍に支障はない。

 ドラフト2位東明大貴投手(24=富士重工)は2度目の登板で2回を無失点。「まだイメージのズレがある。修正しないと、抑えられない」と反省したが順調そのものだ。森脇浩司監督(53)は「(吉田一は)堂々と投げていた。もう少しプロセスを踏めば、精度も上がってくる」と話した。社会人で実績のある両右腕は、確実に開幕1軍に前進している。