DeNA中川颯投手(25)が攻めの投球でチームの3連敗を食い止め、プロ初白星を手にした。プロ2試合目の先発で6回まではゾーンを強気に攻めるストライク先行の投球で2安打無失点と好投。わずか62球の完封ペースだった。しかし7回、先頭の中日中田に右前打、続く細川にも右前へのポテンヒットを浴び、無死一、二塁のピンチ。大原投手チーフコーチがマウンドへ出向いて、中川颯と言葉を交わしたあと、審判に治療の時間を要求。ベンチ裏に下がって状態を確認したが、そのまま2番手伊勢と交代した。68球を投げ、7回途中4安打1失点4奪三振。2点をリードしてプロ初勝利の権利を持ったまま、リリーフに後を託した。

リリーフは伊勢、山崎、森原とリードを守り切り、中川颯にプロ初白星を届けた。前所属のオリックスでは1軍登板は1試合に終わったアンダースロー右腕。今季から加入したDeNAでは先発にロングリリーフにフル回転。巡ってきたプロ2試合目の先発マウンドでも安定感のある投球で、連敗ストップに貢献した。勝利の瞬間はベンチで見届け、笑顔を浮かべた。

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