ソフトバンク帆足和幸投手(35)が投手陣の「アニキ」になることを宣言した。17日、現状維持の年俸5500万円で契約を更改。4年契約の最終年は、投手陣でスタンリッジに次ぐ年長として迎える。「年齢も上になったし、手本になるような人間でありたい」と自覚十分だ。帆足が見習いたいアニキ像は、工藤監督や巨人の豊田清2軍投手コーチら。言動や実績で引っ張っていく文句なしのリーダータイプだ。

 そのためにも、シーズン通して1軍で活躍することが求められる。今季は5月から6連勝を飾ったが、その後は失速。6勝1敗と貯金は作ったが、8月18日の西武戦を最後に1軍登板はなかった。「1軍に入れなかった悔しさがある。(調子の)波をなくしていかないと」。今オフは西武時代に使ったDVDを教材にメンタルトレーニングにも着手。ベテラン左腕が心を磨いて、来季に挑む。(金額は推定)