左肘の違和感で戦列を離れている東都リーグ中大の島袋洋奨投手(2年=興南)の春シーズンの登板が絶望的となったことが15日、分かった。中大は22日からの第7週にも試合が予定されているが、秋田秀幸監督(57)は「まだ投球練習をしていない。春は投げさせません」と明言。順当なら7月の世界大学選手権(台湾)での大学ジャパンにも選出濃厚な存在だが、微妙な情勢となった。

 島袋は4月1日、東洋大との開幕戦で延長15回、226球の完投勝利を挙げ、中1日で登板した同3回戦でも92球を投げて勝利投手となった。今季は3試合で30イニングを投げ3勝0敗、40奪三振、防御率2・10と好調だったが、4月22日に「引っかかる感じがある」と左肘の違和感を訴え投球練習を中止。その後はベンチ登録を外れた。「最後に1試合でも投げられたら」と春シーズンでの復帰を希望していたが、投球再開に時間がかかっている。