<関西地区大学野球選手権:佛教大3-2大体大>◇1日◇第1代表決定戦1回戦◇大阪・南港中央

 明治神宮大会への2代表を決める大会が開幕し、佛教大(京滋大学)と奈良学園大(近畿学生)が準決勝に進んだ。佛教大は榎本亮投手(4年=京都学園)が11回を2失点で完投し、大体大(阪神大学)との延長戦を制した。

 佛教大が榎本の11回172球の熱投で、2年ぶりの明治神宮大会に前進した。延長10回裏1死一、三塁もひるまず三直と一塁ゴロで危機を脱し、同11回の勝ち越しを呼んだ。学生最後のリーグ戦・京都学園大戦で8失点。雪辱を期した今大会初戦で「腕が振れ今年一番の投球ができた。何回でも投げる気持ちでした」。来春は社会人のパナソニックに進む左腕は、12奪三振の力投に胸を張った。