ヤクルトの新入団会見が9日、都内のヤクルトホールで行われ、1位指名の中沢雅人投手(24)が“古田塾”入門を希望した。トヨタ自動車から同球団への入団は、現役時代に名捕手として活躍した前監督の古田敦也氏(44)以来。今春キャンプでは評論家として訪れ、ブルペンで若手投手のボールを受けただけに、中沢は「もし受けてもらえるなら、恥をかかない投球ができるように準備しておきます。プロがどういうところか、少しでも多くのことを聞きたい」と熱望した。

 緩急を使った投球が持ち味で、即戦力として期待される最速147キロ左腕。中大時代には2年先輩の巨人亀井と寮生活を過ごしただけに「亀井さんと早く対戦できるように、精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。