侍フェラーリだ! 侍ジャパン周東佑京内野手(27=ソフトバンク)が足で試合を振り出しに戻した。 2点ビハインドの5回無死一、三塁で一塁走者近藤の代走として出場。1ストライクからの2球目、ソフトバンク笠谷の133キロが捕手手前でワンバウンドすると迷わずスタートを切った(記録は暴投)。

捕手嶺井の二塁送球が少しそれ、これを二塁ベースカバーに入った三森が捕れず(記録は三森の失策)。ボールがそれる間に三塁走者山田が悠々と生還し1点差。周東も三塁に到達した。

続く3番岡本の二ゴロの間に周東は同点のホームを踏んだ。2点ビハインドの試合中盤。WBC本番を想定すると、流れを変えたい重要な局面で栗山英樹監督(61)の采配がズバリ的中。指揮官の期待に周東が応え、足で2点をもぎ取った。

【WBC】山本由伸先発 侍ジャパン壮行試合 日本-ソフトバンク/速報