侍ジャパンの大谷翔平投手(28=エンゼルス)が、3番指名打者でスタメン出場した。

日本での試合出場は、日本ハム時代の17年10月9日楽天戦以来1974日ぶり。

第1打席は1回2死、才木浩人投手と対戦した。日本ハム時代の応援歌が流れる中、カウント1-2から154キロの高め直球に空振り三振を喫した。

第2打席は3回2死一、二塁、カウント1-2から、見逃せば完全にボール球という低めの136キロのフォークボールをすくい上げた。打席で左膝をつくほどの低さだった。滞空時間の長い打球は中堅右の外野席に吸い込まれた。

本塁に生還し、ベンチ前ではヌートバーとともに「ペッパーミルパフォーマンス」を見せた。これはヌートバーがMLBのカージナルスで行っているもので、コショウをひくまねをする。「粘り強く」などの意味が込められている。

テレビ解説の松坂大輔氏は「低めを引っ張るのはあるけど、センター方向にもっていくとは。めったに見られない」と驚きを隠せなかった。古田敦也氏も「あんなことが起きるのか。見たことない。片手で」と仰天していた。

【写真たっぷり詳細ライブ】【WBC】侍ジャパン強化試合 日本-阪神 先発は山本由伸と才木浩人/ライブ速報