侍ジャパンのダルビッシュ有投手(36=パドレス)が5点リードの7回に4番手でリリーフ登板した。

名前がコールされる前から場内は大きなどよめきと大歓声が起きた。ダルビッシュのリリーフ登板は日本ハム時代の10年9月28日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来、4552日ぶり。7回は先頭打者から見逃し三振、三ゴロ、遊ゴロで3者凡退。最速は152キロをマークした。

8回も続投。1死無走者から大谷翔平投手(28)とエンゼルスで同僚のDa・フレッチャーの弟、Do・フレッチャーに左翼席最前列へソロ本塁打を浴びたが、後続を断ってリードを保った。

15日には今大会最後の日本での試合を前に「自分としては、(日本での登板が)もう最後になる可能性があるので。(マウンドに上がれば)そこはしっかり感謝を持って投げたいと思います」と、発言していた。感謝の思いをボールに込め、アウトを重ねた。

◆ダルビッシュの救援登板 日本代表の主要国際大会では08年北京五輪の3位決定戦(対米国)と、09年WBCで3度経験している。日本ハム時代の公式戦では06、08、10年の計3度。大リーグではレギュラーズン242試合、ポストシーズン11試合、オープン戦35試合がすべて先発。日米のオールスター戦を除くと、救援登板は日本ハム時代の10年9月28日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来になる。

 

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