野球評論家落合博満氏(69)が19日、TBS系「サンデーモーニング」に出演した。WBC準々決勝「日本対イタリア」で意表を突くバント安打を決めた大谷翔平(28)のプレーに「俺ならやらない」と“オレ流”解説を行った。

大谷は3回1死一塁の場面で投前にセーフティーバント。悪送球を招いて安打となり、後続の4点につなげた。

「誰も想像しなかった。うまくいっちゃうんだもん」と大興奮で語る関口宏から感想を求められた落合氏は、「俺だったらやらない」と淡々。「クリーンアップですから。普通はそう考えます。ましてや1アウトだし、あれでファーストでアウトになったら2アウトセカンドでしょ? たまたまエラーになったからということも重なっての攻撃パターン」と語った。

記録は大谷の安打で、イタリアのエラーではないため、中畑清氏(69)から「エラーじゃなくて内野安打ですから」と指摘されると、「内野安打か?」と言い直した上で「うまいピッチャーだったらアウトにしてるもん」。また「あとがつながったから価値があるんだって。あとのバッターの方が大変だったと思いますよ」と話していた。