下半身の不安で辞退することが決まった侍ジャパンの嶋基宏捕手(32)が4日、チームが宿泊している大阪市内のホテルで会見を行った。

 2月中に下半身を痛め、本番までに回復が間に合わないと判断。「一番は悔しいです。(大会に)出るからには100%、120%で出ないとチーム、応援してくれるファンに迷惑がかかる。正直、今の状態ではパフォーマンスが出来ないと判断し、決断をしました」と話した。辞退決定までの経緯として「2日前ぐらいに僕から小久保監督の方へお話をさせていただいた」と説明した。

 小久保監督は「嶋は侍ジャパントップチームの精神的支柱として、世界一奪還を実現するためにともに戦ってきてくれた。このタイミングでの辞退は本人が一番悔しい思いをしている。嶋の想いを背負い、チームが結束して本大会に臨みたい。炭谷のWBCやプレミア12などの国際大会を戦い抜いた豊富な経験に期待している」とチームを通してコメントした。

 また、追加招集される炭谷銀仁朗捕手(29)の背番号は9。