プロボクシング東洋太平洋ライト級2位の市川大樹(21=駿河男児、飛龍出)が5日、タイトル初挑戦へ決意を語った。富士市内の同ジムで行われたWBO世界ユース・ライト級タイトルマッチ(7月10日、ロシア)に向けた会見に、前島正晃会長(38)らと出席。「自分にとっても、ジムにとっても初のタイトル戦でうれしく思う。勝って富士、静岡を盛り上げたい」と話し、応援メッセージが寄せられた国旗の前で拳を握った。

 対戦相手となる現王者のムハマドフジャ・ヤークボフ(22)はロシア在住のタジキスタン人で7戦7勝(4KO)。映像で特徴を確認した市川は「スピードがある。格上」と警戒する。さらに、14時間の移動に加えて時差も4時間と条件でも不利となるが、「倒せるパンチは持っている。やるからには倒して勝って、日本に帰ってきたい」と力強くKO勝利を宣言した。【前田和哉】