3日の後楽園大会でW-1を退団し米WWE入りを目指す黒潮“イケメン”二郎(26)が、5日に米ニューヨークのヒルトンホテルで開催されるレッスルコンで、米国デビューすることが分かった。

黒潮は4日に渡米し、米ニューヨーク入り。WWEのレッスルマニアと並ぶプロレスの祭典レッスルコンの米国対世界の中で、元WWEクルーザー級王者リッチ・スワンとのシングル戦で対戦する。

「レスラーとしてWWE入りしたいという夢をかなえるために、若いうちに挑戦しておかないといけないと思った。死ぬ気でチャンスをつかみたい」と話した。

黒潮は3月21日の大田区大会で、W-1チャンピオンシップ王座に挑戦し敗れた。その試合後に、W-1のカズ・ハヤシ社長に退団を申し入れて、翌22日に会見で退団を発表。レッスルコンからのメールは、3月末に来たという。

黒潮は10日に帰国する予定で、4月は完全休養に充てるという。5月から新たな夢に向かって本格始動する。「まずは、日本からアピールする作業に入る。日本の他の団体にフリーとして戦場を求める」と予定を明かした。

この日のラストマッチでは征矢学と組み、カズ・ハヤシ、ペガソ・イルミナルと対戦。社長で、退団を快く承認してくれたカズを、得意のムーンサルトプレスで粉砕し勝利した。

試合後マイクを握ると「何と言っていいか分からないけど、本当にありがとう。オレはまだまだ強くなりたい。もっともっと世界で有名になりたい。その夢を追いかけて、1度行ってきます」とファンに別れを告げた。