13年ボクシング高校総体ライトフライ級覇者の岩田翔吉(23=帝拳)が国内プロデビュー戦をKO勝利で飾る意気込みを示した。

4日に東京・後楽園ホールで昨年の全日本ライトフライ級新人王亀山大輝(22=ワタナベ)と同級6回戦を控える。3日には都内での前日計量に臨み、100グラムアンダーの48・8キロでパスした。

18年12月、米国で4回TKO勝ちのプロデビューを果たした岩田は、国内ライセンス取得のために今年1月31日、都内でプロテストを受験(B級)して合格。国内初陣を迎え「メチャメチャ楽しみでした。調整も順調だったので」と自信を示した。担当のカルロス・リナレス・トレーナーのもと、パンチ力の強度を上げるトレーニングを積んできた。調整期間ではトップアマチュアとのスパーリングでダウンも奪ったことが大きな自信になったという。

「計量が終わってほっとしています」とリラックスした表情の岩田は「(亀山とは)真っ向勝負をしたいですね。その準備をしてきたので。倒すことをテーマに掲げてやってきました」と派手な国内デビューを飾る意気込みを示していた。

岩田は日の出高時代、同学年で現3階級制覇王者のWBO世界フライ級王者田中恒成(畑中)、WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(大橋)から勝利を挙げ、アマチュアで実力者として注目されていた。