K-1フェザー級王者の江川優生(22=POWER OF DREAM)が、椿原龍矢(21=月心会チーム侍)の挑戦を受ける。3月21日、有明・東京ガーデンシアターで開催の日刊スポーツ新聞社後援「ケイズフェスタ4」Day1で、同級タイトル戦を行うもので、主催のK-1実行委員会が3日、都内で発表した。

2人は昨年9月22日の「K-1WGP大阪大会」で対戦。椿原が2-0の判定勝ちという番狂わせを演じた。江川は29-30、30-30、28-30と椿原から1ポイントも奪えなかった。昨年3月の「ケイズフェスタ3」で、王者としての初陣を迎えるはずだったが、ケガで欠場した。9月も試合3週間前に左足の人さし指を骨折し、ほぼ走ることができない状態だったが、王者としての責任感からケガを隠して強行出場、無念の敗戦となった。

今回は、所属ジムの先輩でK-1スーパー・バンタム級王者だった武居由樹(24)がタイトルを返上し、ボクシングに転向して迎える大事な1戦。ジムの看板となった江川は絶対に負けられない。

「POWER OF DREAMを託されたので、ジムの名は汚せられない。前回は自分の実力不足。今度はスキルアップして臨む。由樹君が自分の10日前に(良い試合を)見せてくれると思うので、自分も勝ちにいく」と気を引き締めた。

一方、椿原は「9月23日からこの試合のために必死こいて練習してきた。めちゃめちゃテンションが上がっている」と大一番での連勝を目指す。