ウエルター級は“サラリーマンボクサー”能嶋宏弥(25=薬師寺)が、明大在学の“大学生ボクサー”山崎海知(20=山龍)を3-0判定で下し、悲願の全日本新人王を手にした。

1回開始直後にダウンを奪うが、ダウン後の加撃で減点1も食らった。それでもペースを乱すことなく、7センチの身長差を生かしてさばき切った。

昨年度は西軍代表決定戦で敗れており、試合後はたまらず号泣。「昨年は負けてしまって、素晴らしい機会をもらって感謝申し上げます。ここまで僕1人ではできなくて会社、地元、ジムのおかげでボクシングができている。勝ててよかった」と感極まった。