RIZINフェザー級タイトルマッチは、王者でDEEP同級王者の牛久絢太郎(27=K-Clann)が、初代王者斎藤裕(ゆたか、34=パラエストラ小岩)の挑戦を判定3-0で退け、初防衛に成功した。

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意地と意地のぶつかり合いだった。2回、死角からの左ハイキックで相手の体勢を崩す。3回は、死に物狂いで向かってくる斎藤に、4度の飛び膝蹴りや右ストレートを浴びるなど苦戦したが、粘り切った。

グラウンドの攻防になってからは、セコンドの指示に冷静にうなずくなど、王者の風格も漂わせた。

再戦で王者の実力を証明した。昨年10月の横浜大会で斎藤からベルトを奪取も、決定打となった飛び膝蹴りは「偶然」という見解もあり「たまたまだと思われている」と嘆いた。この日の試合後、マイクを持った牛久は「この半年間、死ぬ気で追い込んできた。結果につながってうれしい」と涙。「RIZINが大好きで、ファンの熱い気持ちが大好き。僕を信じてついてきてくれないですか? 皆さんと一緒なら不可能はない。試合を通して体現していきたい。僕は裏切らない」と言い切った。