プロレスラー、政治家として活躍したアントニオ猪木さん(本名・猪木寛至)の「お別れの会」が来年3月7日に東京・両国国技館で行われる。24日、マネジメント事務所IGF(猪木元気工場)と新日本プロレスが発表した。この日、神奈川・横浜市の菩提(ぼだい)寺となる総持寺で10月1日に死去した猪木さんの四十九日法要が行われた。

IGF高橋仁志代表は「今までお世話になった皆さま、ファンの方に来ていただいて最後のお別れにしたい」と話した。開始時間や実施イベントなどは未定だが「猪木さんに関する催しを行えれば」とした。当初は試合の実施も検討されていたが、「試合はまた改めて行えれば。今回この場では行わない」と説明した。

両国国技館は、17年に生前葬を行うなど猪木さんにとって思い出の地。生前最後のTV生出演となった日本テレビ系の24時間テレビの会場も同所だった。高橋代表は「新日本時代からたくさんの思い出の会場。皆さんとお別れの場を作れれば」と話した。

数万人クラスの大規模開催が見込まれる。同代表は「国葬とはならないですけど、世界中の方に集まってもらえる国際葬。猪木にとっての“国葬”にできれば」と約束した。