東洋太平洋スーパーウエルター級王座決定12回戦が行われ、同級6位ワチュク・ナァツ(27=八王子中屋)が新王者となった。同級7位の元K-1ファイター左右田泰臣(37=EBISU K.s BOX)と同王座ベルトを懸けて拳を交え、3-0の判定勝ち。3度目のタイトル挑戦でベルトを手にしたワチュクは「ようやく取れた。勝ちたかった」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

序盤から元K-ファイターの独特な動きを警戒し「様子をみながら戦いました。出だしは本当にわかりにくかった」と振り返る。それでも徐々に有効打を当てはじめ、公開の途中採点でもリード。左ボディー、右フックをヒットさせてジャッジの支持を得た。ワチュクは「左右田選手は打たれ強く、自分で打たれてしまった。途中採点は聞こえていてちょっと勝っているなと思ったのが正直なところ」と少し精神的な余裕を持って戦えたという。

ナイジェリア人の父、日本人の母を持つワチュクは17年10月にプロデビューし、18年全日本ミドル級新人王を獲得。ジム移籍を経て約7年9カ月でつかんだ東洋太平洋王座のベルト。米ラスベガス合宿も経験し、「三度目の正直」でベルト奪取したワチュクは「このベルトを守り続けて次のステップに進みたい。今日はなかなか倒せなかったが、次は倒して勝ちたい。勝ち続けて『待ってろ、世界!!』と言いたい」と言葉に力を込めていた。【藤中栄二】