<プロボクシング:日本ライトフライ級王座決定戦10回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール◇1294人

 WBA世界同級6位の田口良一(26=ワタナベ)が、日本同級3位の知念勇樹(28=琉球)を下し、王座奪取した。

 試合は、1回から激しい撃ち合いとなった。田口は左ジャブを中心に組み立て、4回には強烈な左ボディーを打ち込むなど優位に試合を進めた。知念も左右のフックなどで応戦したが、有効打に勝る田口が3-0の判定で完勝した。試合後、田口は「(知念は)パンチが強かった。自分のボクシングを貫こうと心がけた。全ラウンド集中して戦えた」と笑顔で話した。