大相撲の横綱鶴竜(31=井筒)が夏場所5日目の18日、日本相撲協会に「左足関節離断性骨軟骨炎」のため休場届を出した。今後1カ月のリハビリ加療を要する見込み。休場は2場所ぶり6度目。前日の4日目に小結嘉風に敗れて、1勝3敗だった。

 師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)によると、前日の取組後に都内の病院で診察を受け、左足首に遊離軟骨が確認された。同親方は「最初に痛みの訴えたのは初場所の時。今場所前の稽古でも前には出られるが、下がると全く戻せない状態だった。(休場については)連敗した時点から話をしていた」と状況を説明した。

 今後は手術はせず、投薬治療で完治を目指すという。同親方は「休場は申し訳ない。ただ、これまでわからなかった理由がはっきりしたのは良かったです」と横綱の思いを代弁した。