大相撲秋場所6日目の15日、大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)が、日本相撲協会に「左膝半月板損傷。約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。

 昨日5日目の松鳳山戦で古傷の左膝を負傷して自力では歩けなかったが、その後に病院で治療を受けたことで痛みが軽減し、夜の時点では出場を明言していた。しかし、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)がこの日の朝に、東京・墨田区の部屋で「朝痛みが出た。今は歩けない状態。昨日は何ともなかったのに」と休場を決めた理由を話した。。

 今場所の照ノ富士は5度目のかど番で、5日目を終えて1勝4敗だった。再出場については「それは分からない。無理じゃないの? そういう話はしていない」と厳しい状況で、15年名古屋場所から14場所在位した大関からの転落が濃厚となった。3横綱2大関が休むのは、1918年(大正7年)夏場所以来99年ぶりの異常事態となった。